英語の試験では、日本においてはTOEIC(トーイック)試験が圧倒的に有名です。大学や企業において英語力を測る試験として現在広く浸透しています。TOEIC試験で測ることが出来る実際の英語力については、その的確性の是非の議論はありますが、ある程度の英語力を見る方法としては有効かとも思われます。
世界全体で見た場合、英語試験において一番有名なのは、通称「ケンブリッジ英語検定」と呼ばれているケンブリッジ大学が実施しているケンブリッジ大学ESOL試験(University of Cambridge ESOL (“English for Speakers of Other Languages”) Examinations)といっていいかと思います。他にもアメリカ等北米の大学機関に入学する際に用いられるTOEFL試験もありますが、広い意味での英語試験を考えた場合、ケンブリッジ英語検定は世界的に広く認知されています。
ケンブリッジ英語検定は、一般英語、学校用英語、業務用英語、法律用英語、学術用英語、若者学習者用英語、生活用英語、教員用試験、財務用英語といった多くのカテゴリーの試験があります。その中でも、英語学習者の英語力を判定する一般英語の中のPET(Preliminary English Test)やFCE(First Certificate in English)は、イギリスやオーストラリア、ニュージーランドなでに海外語学留学した場合、現地の語学学校で専門のコースがあったりします。
現地の英語学校の先生の話を聞いても、生徒に本当の英語力を身に付けてもらう機会としてはPETやFCEなどのケンブリッジ英語検定が非常に効果的だとも語っています。PETはintermediateレベル、FCEはupper intermediateレベルの英語試験です。CAEというのもあり、これはadvanceレベルの英語試験となり、言語的に英語とは違うグループにある日本語を母国語とする私達日本人は、なかなかパスできないと言われる難関の英語試験です。
IELTS(アイエルツ)という試験は、イギリス、オーストラリア、ニュージーランドの大学入学の際や、永住権申請の際の英語試験として、現地で採用されています。